撮影業者の持ち込みを不可とする会場があります。
そのような会場で結婚式をされるお客様に、会場側はその説明をしっかりお伝えされているのでしょうか?
お問合せで多いのが「会場との打ち合わせで撮影の話になったとき、その料金のあまりの高額なことに驚き、そんな額とてもじゃないけど払えない、、、でも、もちろん写真や映像は残したい」とする悲鳴に近い叫びです。
お写真はもちろんビデオも大切な想い出の記録として残して欲しいと思っているのですが、会場様のその料金を聞いて、それが適正価格なのかと目を疑う高額設定に憤りを感じております。
ある会場では写真とビデオだけで40万円以上、レイアウトが一辺倒な必要以上に大きなサイズのアルバムが無理やり付いていたり、ビデオもBlu-rayで別料金など、実態を知る身としてはこれが本当に新郎新婦の目線で考えたものとは思えないのです。
結婚式は一生に一度、初めてのこと、なので、新郎新婦さんが、そのサービス内容の隅々までを事前に知り尽くすことは皆無に等しく、ならば細かく、大事な料金に関わること、その説明責任は重いと思います。
持込みが可でも、会場業者と持ち込みでは、撮影への制約があることを誇大に説明され、お二人が怯んでしまったなど、売上至上主義としか思えないお話を多々、お伺いしています。
加えて以前も同じことをブログで書いたのですが、持ち込み撮影での会場側の素晴らしいエピソードをご紹介させて頂きます。
ある会場(持込は可)に事前視察にお伺いした際に会場スタッフ様から頂いた感動のお言葉です。
私「持ち込み撮影となり、お邪魔させて頂きますこと大変恐縮でございます」
会場「いえいえ、お二人がお選びになられ、式にご列席されるカメラマンの方々は、私どもとっては他のご列席の皆様と同じ大切なお客様でございます」
私は感動して涙が出そうでした!
さらに、これは私が好きな会場様である「東京會舘」でのエピソードもご紹介させて頂きます。
ご披露宴前に宴会場スタッフはキャプテンを囲み進行を確認している場面で、キャプテンからスタッフに掛けた声です。
「本日はビデオ撮影も入っておりますので、撮影の妨げにならないよう気を付けてください」
当たり前のことなのですが、実はこのような配慮をされる会場様は皆無なのです!
平気でカメラの前を横切る配膳スタッフ、レベルの低さに驚愕すること多々なのです。
事前の説明責任、当日の配慮、すべてお二人の目線になれば当たり前に出来ることかと思います。
みなさん、ともに成長していきたいと切に願っております。